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2006年09月30日

とりあえず役目を終えて

と言うわけで、早いもので骨髄採取してから数日経ったわけですが。
先日骨髄バンクのコーディネーターから体調に関する問い合わせの
電話が来ました。


で、現在の自分の体調を正直に書きますと

1.手術部位に関して、傷口は痛まない(出血もしない)が
  曲げると鈍痛あり。あと押すとやはり鈍痛あり。

2.動悸、息切れが起きやすい(例えば階段上り下り)

ってところです。まぁ両方とも覚悟してはいたんですけど。
これらが戻るのには個人差があるみたいです。
多分自分はまだマシな方。普段の生活にはさほど
支障はありませんから。

大体体調が戻るまでには2〜3週間かかると言われました。


残すは採取から3週間後にある、術後検査。
これでほぼ一通り移植のプロセスは終了です。

先生などから聞いた話だと、一度HLAの型があう人が
現れた場合って、また会う人が出る場合が多いらしい。
もしまた自分とHLAの型があう人が現れた場合、
自分はまた提供しようかなって考えです。
やっぱり嬉しいですよ、わずかでも人の役に立てるのなら。

入院中、病院の看護師さんに何度もお礼を言われました。
まるで自分の家族が提供を受けるかのように。
その看護師さんから言われた一言、
「今日が患者さんにとって第二の誕生日になるんですよ」
すごく重い一言でした。確かにそうなんですよね。

ただ、できれば土日も対応してもらえるような
システムにして欲しいかな。さすがに平日だけだと
仕事にも支障をきたしてしまうので。

あとは登録時のドナーへの説明ですかね。
正直説明不足を感じます。自分は登録前に
ある程度勉強をしていたので、リスクとかをふまえて
登録できました。でも皆がそこまで調べるとはかぎらないし。
だからか、最近は登録希望者が増えた一方で、
適合者が見つかってから拒否してしまう人も増えているとか。
それを防ぐためにも登録時の説明はもっと徹底して欲しいかと。


やっぱり選ばれて良かったですよ。
あとは何より患者さんの無事を祈る限りです。

投稿者 rmn : 01:00 | コメント (2)

2006年09月28日

骨髄採取(三日目、退院)

三日目:

朝、抗生剤の点滴。手術部位の消毒、ガーゼの取り替え。
抗生剤の点滴が終わると、点滴の針が外される。
これで随分と楽になりました。左手の甲の部分に
刺してあったのですが、手を動かすと結構
痛むんですよね。

この日の行動制限とかは特にありませんでした。
なので、午前中は売店にお買い物、そして病院の
プチ探索。

ちなみにここには、

売店、薬局、パン屋、カフェ、花屋、青果店、郵便局
銀行ATM、旅行窓口

なんてものがありました。
なんだかちょっとしたショッピングモールです。


で、散々歩き回った後、午後にもう一度傷口の消毒、
ガーゼ交換。この時傷口から出血が発覚。
歩き回ったからかな(汗)。
そのため、午後は安静してるようにとのお達しあり。
暇でしたよ、かなり、、、、。


夜に友人がお見舞いに来てくれました。
嬉しいの一言。感謝感謝。

この日の夕方から経口の抗生剤があり、
退院後も二日間は飲むようにとのことでした。

あと、採取後は微熱が続きました。
自分の平熱は35度後半なんですけど、
採取した日、その次の日は37度台でした。

骨に注射針を刺すので、ある程度は出てしまうとの
ことでした。熱による体調不良は感じなかったですfが。


四日目(退院当日):

朝早くに採血、採尿があり。
10時くらいに結果が出て、赤血球の数がやや少ないものの、
特に問題なしと言うことで退院の許可が下りました。

もう自分は退院する気満々で、許可が下りる前に身の回りの
片づけを終わらせてました(笑)。
退院直前に最後の消毒、ガーゼ交換がありました。

その後コーディネーターの人が迎えに来てくれて、無事退院。
病院を出る前に次の術後検診の予約をしてきました。

 

ざーっと流すと流れはこんな感じです。
とりあえず自分の役目は無事終えたかな。

感想はまた後で述べるとして、、、、

Image159

携帯のカメラだからあまりきれいではないのですが、
病室からの夜景です。

結構上の階だったので、夜景はきれいでした。
入院中天気も良かったですしね。


契約の都合上、詳しい日時、場所は公開できません。
ご了承下さい。

 

投稿者 rmn : 23:18 | コメント (2)

2006年09月25日

骨髄採取(二日目)

すいません、かなりの長文になります、、、、。



二日目:

病院の起床は朝6時でした。そして否応なしにたたき
起こされました(笑)。
何せ手術開始予定時刻が8時半。まさかこんなに早いとは、、、。
でも確かにこの日のうちに、採取→輸送→移植、という流れを
考えると、早いうちに始めないと時間が大変そうですもんね。

例によって検温等をした後に、術着に着替えました。
これが何かごわごわして着心地が悪いんですよ。

で、手術部には車椅子で移動。そこで専用ベッドに寝かされ
手術室に運ばれました。なんかこれはあまり気分のいいものでは
無いですね。寝たままで運ばれるのって当然初めてなんですけど、
動いてる景色(っていうか天井)を見てると、何だが気分悪く
なりましたよ。

で、入室。薄暗い雰囲気の手術室でした。
そこで専用のベッドに移され、点滴の針を刺されたり、脈拍や血圧を
測る機械をつけられてりしました。この時には緊張感MAXで、
脈も相当速く打っていたみたい。
先生に「緊張してますね」って突っ込まれるくらい。いや、そりゃ、
緊張しますよ(笑)。


一通りの準備が終わった後

先生:「これから全身麻酔するための準備のお薬を流しますね。
     頭がぼーっとしますけど、心配ないですからね」



と言われる。
直後に薬が効き始めると確かにぼーっとし始めてきた。
あと身体の力が抜けてくる感じで、声もまるで寝起きのような声に。
あと目の焦点が合わなくなってきました。


それから

先生:「それでは今から眠くなる薬を流しますね」


って言われたのが最後の記憶。
次の記憶は肩叩かれて名前を呼ばれたこと。まだ手術室でした。

口の中には人工呼吸の管が喉の奥まで入ってて、
道尿の管が入ってました。あと丁度自己血の輸血が終わる頃でした。

rmn   :「今何時ですか?」
看護婦:「11時半ですよ」
rmn   :「自分イビキかいてませんでしたか?」
看護婦:「大丈夫でしたよ(笑)」


考えてみると麻酔中は自発呼吸してないから、イビキなんてかくわけ
無いんですよね(汗)。
人工呼吸の管を外し、今度は酸素マスクに。

で、麻酔からの寝覚めなんですけど、結構個人差があるみたいです。
吐き気のすごい人、また直ぐに眠ってしまう人。
ぼーっとしたままの人。
自分はと言うと、なんだか普通の目覚めに近かったです。
受け答えも普通にできたし。吐き気とかだるさとか、
気分が悪いというのも一切無かったですからね。

ベッドに寝かされたまま病室に運ばれ、酸素マスクを鼻と口を
覆っているものから、鼻だけのタイプに変えられそうになったので、
ここで待ったをかけました。


rmn    :「、、、、すいません、 自分の酸素マスク姿を記念に
      写真撮りたいんですけど」

看護婦:「、、、、あ、はい、いいですよ」

携帯カメラで撮影準備

看護婦:「、、、、撮りましょうか?」
rmn    :「あ、大丈夫です、自分で撮れますから」


というわけで記念撮影。きっと変な人だと思われただろうなぁ(汗)。

部屋に戻ったときは12時近くで、マスクを取り替えた後は
抗生剤の点滴。あと3時まで絶飲を言い渡される。
でも、口の中が乾いているのが嫌だったので、
ガーグルベースを使ってゆすがせて貰いました。

この時から喉に違和感がありましたね。人工呼吸の管を撮った後
なんですけど。麻酔医の事前の説明にもあったんですけどね。
自分はなんだか扁桃腺が腫れたときのような感覚でした。
これがちょっと嫌だったかな。まぁ退院するときには治りましたが。


3時になってまず、酸素マスクを一旦外し、サチュレーションの測定。
問題なかったので、そのまま取り外し、また絶飲も解除。
試しに少しお茶を飲んだのですが、特に気分も悪くならなかったので、
そのまま飲みました。
それと道尿の管も外して貰いました(これはちょっと痛かった)。
試しに立ち上がってみたら特にふらつきもなく、自立歩行もできました。

で、ベッドの上でぼーっと座ってたら、骨髄バンクのコーディネーターの
ご登場。座っている自分の姿にかなり驚いてました。
たいていの人はまだ起きあがれないと言ってましたし。

で、コーディネーターの人にアンケートを受ける。
痛みとか、気分とか、質問事項に答える。
この時点の腰の痛みは、じっとしている分には痛みは
ありませんでした。
傷口も特に痛みませんでしたね。ただ腰を曲げたりすると、鈍痛が
ありましたが、まぁ我慢できるレベル。

この痛みにも個人差があるらしく、ひどい人は歩けないくらい
痛むらしい。自分は自立歩行OK。歩いてる姿を先生に見られ、
また驚かれた(笑)。


この日の夕飯から絶食解除。いや、さすがに腹減りました。
お腹が鳴ったところ看護婦さんに聴かれて恥ずかしかった(泣)。
で、夕飯はこちら、、、、


Image163 

完食しました(笑)。


この日は入浴(シャワーも)禁止で、身体拭きだけして貰いました。


以上が二日目の流れです。自分は採取した量が少なかったせいか、
比較的楽な方だったと思います。採取量は患者さんの
体格によるのですが、 きっと小柄だったんでしょうね。


。。。。。三日目へ続く

投稿者 rmn : 00:46 | コメント (0)

2006年09月24日

骨髄採取(初日)

というわけで、日程通りに骨髄採取を終えてきました。
入院期間は三日間。終わってしまえばあっと言う間ですね。
で、とりあえず三回に分けて三日間の流れを、、、、
(ちなみに入院は生まれて初めてです)



初日:

午前中に病院へ到着。入院センターで手続き後病室へ。
場所は血液科。その名の通り血液関係の疾患(白血病など)の
患者さんが入院する病棟です。

自分の部屋は個室でした。部屋の空き状況によって、
個室だったり相部屋だったりするとのことです。
ちなみにこの病棟、今月新築されたばかりで、
この個室に入院するのは自分が二人目とのことでした。
ちなみに部屋はこんな感じ。

Image150

写真では伝わりにくいかも知れませんが、結構広いです。
テレビが液晶なところが、いかにも新しいですね。

あとこれは推測なんですけど、空気がきれいだったような気がします。
恐らく無菌室とまでは行かないけど、かなりの滅菌ができるんじゃ
ないでしょうか?
ビニールでできたカーテンのようなものが、それを物語っている
ように思えます。
相部屋と違って、この部屋と廊下は自動ドアで仕切られていました。

あと病室では携帯電話の使用も可能でした。これがビックリ。
相部屋はだめなのですが、その理由というのが周りの迷惑に
なるから。

場所を変えれば使ってもいいと言うことです。


Image168

洗面台はこんな感じ。
分かりにくいかもしれませんが、鏡の右下にある黒いのがセンサーで、
この前に手をかざすと、水を出したり止めたりできます。
こういったところで手を使わないのは、感染症予防なのかな?


Image166

シャワー付きです。広さは十分にありました。



Image167

トイレもあります。右の機械はどうも自動で尿を
検査してくれる装置っぽかったです(自分は使いませんでした)


他に冷蔵庫も勿論あります(有料)。さらに
DVDプレイヤー(多分有料)もありました。
このように色々と揃っているため、部屋からでなくても
過ごせるような環境でした。

午後からは術前の検査です。
内容は採血、採尿、レントゲン、心電図。
夜に麻酔科の先生が来て、全身麻酔の説明および
当日の日程説明、質疑応答がありました。

で、この日は夜9時以降絶飲絶食。
眠れないときに備えて眠剤も処方してくれていたようですが、
自分は使いませんでした。

あと入院中は一日三回(食後)検温、血圧および
サチュレーションの測定がありました。
あとT字帯の購入。術中に使いました。

この日の行動制限は外出不可以外特になしです。


これでこの日は終了。次はいよいよ採取本番の二日目です。

投稿者 rmn : 22:06 | コメント (0)

2006年09月18日

でわでわ

ちょっくら明日から行って参ります。

投稿者 rmn : 22:11 | コメント (0)

2006年09月03日

牡鹿半島コバルトライン→那智が丘

P1010168

今週末は遠路はるばるあすか氏が来訪下さいました。
遠くからありがとうございます。

で、写真は一緒に行った牡鹿半島コバルトラインで撮った、
夕方の風景です。
デジカメの使い方をいろいろと教わってしまいました。
今まで何もしないで、そのまま使っていたのが勿体ないくらいで。

 

P1010205

こちらは名取市にあります那智が丘という住宅街の
展望台から撮った仙台市の夜景です。

つい先週友人から情報を頂き早速いってみました。
実は前に行ったのですが、その時は諸事情によりゆっくり
眺めることも、 写真を撮ることもできませんでしたよ。
今回は見事撮影に成功しました。

ただ、ヤブ蚊がすごくてですね。もう何カ所刺された事やら。
それだけの目にあっても、行った甲斐はありましたけどね。

自宅からほんの数十分でこれだけの景色が見られるなんて、、、。
まだまだ知らないことが多いですね。

この週末は天気が良かったので、絶好のドライブ日和でしたよ。

投稿者 rmn : 18:26 | コメント (2)